シンポジウムレポート

平成29年度産学連携サービス経営人材育成事業
中間報告会 議事録

日時 第一日目 平成29年11月23日(木)13:00~18:00
第二日目 平成29年11月24日(金)9:30~12:30
場所 JTBフォレスタ永山
出席者 こちらからご覧ください。

<第二日目>

第Ⅱ部 全体討議・サービス生産性の向上とマネジメント人材の育成

<全体討議>
京都大学 教授 原 良憲氏
テーマ②「海外大学との連携について」

  • 本学は、サービスを中心として新しい価値を作り出し、グローバルな視点でのホスピタリティマネジメントを目指している。
    現場の実務的な活動ができ、それを体系的に考え、目に見えない価値をきちんと計量化する人材を輩出する必要がある。
  • 日本の大学において、一般には、海外トップ校との距離感が必ずしも近いわけではない。
    また、学費等にも差があるため、連携にあたっては当事者意識を持った組織がないと継続できない。
  • 今までアジアとヨーロッパでは関係を作ってきたが、北米はこれからの段階である。
  • サプライチェーン全体の中で価値を高めていく、あるいは他の産業にいかに転用するかに着目した能力開発を行い、関連産官学組織と連携する仕組みを作っていきたい。
  • コーネル大学は、アジアの他の大学もアプローチしているため、いかに日本に興味をもってもらうかが重要である。
    キーパーソンを通じてコンタクトし、その後、京都でシンポジウムを開催した際の基調講演者を招聘するなどを経て、包括連携協定を締結した。
  • コーネル大学の同窓会に混ぜていただき、関係性を築き進めた。
    さらにヘルスケアとホスピタリティとデザインを融合したコーネル大学研究組織との共同研究の提案・教員派遣を行った。
  • 長期的な関係性を構築することは大事である一方で、学内と産業界の連携も並行して進める必要がある。
    アドミッション、ディプロマポリシー等の見直しや、英語科目の拡充等も検討している。
  • 同窓会のネットワーク、研究会、個々の企業・組織等からのフィードバックをいただき、継続化のための学生派遣や寄付講座の実現を目指す。
    このため、毎月1回東京、京都で研究会を開催している。
  • 海外大学との連携は、アウトソースの位置づけでお願いするのではなく、直接赴き信頼関係を構築することが肝要である。
  • 実際に共同研究や国際会議を実施し、その上で相手の組織との関係性を作ることも大切であるため、まずは包括連携協定を結んでおき、それから個別交渉に入っていくことが重要である。

<グループ討議・グループ討議報告>

①リカレント教育とEd-Techの活用について(どの人材層にどう使いたいか)
  • 地方に住んでいる高校生、大学生等には、映像をアーカイブ化することでノウハウや伝統技術を残すことができる。
    教育の国際化が謳われる中で、外国人向けの英語教材を用意し、社会人で転職の機会を探っている人や定年後の人に、リカレント教育や適性診断ができる。
  • 社会人は同じ立場の人同士の思いの共有に使い、一緒にコミュニケーションや議論を行う。
    時間がない人が学べるため、学びたい分野がない地域でも遠隔地で利用することができる。学生には海外の大学の聴講や基礎的な知識の勉強、研究テーマが近い大学との双方向のディスカッションが可能となる。
  • 介護や子育てをしている人や、地方・海外の学生が利用でき、それ以外に人脈作りや、資格を取る際のモチベーション、主体的に学ぶという発展的な動機につながる。
  • 時間と地理の制約がある多忙な社会人には、例えば食ではマネジメント、観光ではDMO等テーマを絞って短い時間で勉強できる仕組みを考えるべきだ。
  • 現在実務に関わっている比較的若手の人たちに、マネジメントか新しい専門分野を学んでもらい、それを選ぶことができるようにする。遠隔、オンデマンド、AI、VR、ロボティクスなどが考えられる。
②ノウハウの横展開(どんなプラットフォームが必要か)
  • ネットワーク作り、産学官の情報共有の場、データベース化が可能で、組織化することで課題を発信することもでき、自走化することが重要だ。
  • ノウハウは人的ネットワークや前任校から引き継いてIT環境で共有し、また、幹事校制度で運営するとともにキュレーターやマッチメーカー、コーディネーターを育成し横展開する。
  • 全国各地から多くの大学が参加しており、医療、観光、スポーツなど幅広い取組をしているため、ネットワークの機会を提供し、情報交換する産業界と大学がとも運用していく。テーマごとに分科会を設けることも一つの方法だ。
  • 人手をかけられないのでIT化し、キーパーソンとなるプロデューサーを配置した上で、資格、教育サービス、求職情報、人材紹介、ネットワーク、大学等の情報を載せていく。
  • ノウハウのある人材の共有ができればよいので、卒業生にも活躍していただき、大学プログラムとの連携、情報交換、OBやOGとの交流、事例の共有等が考えられる。
  • アウトプットにはPR戦略が重要で、新しい学会やカンファレンス、ジャーナルを作り、アーカイブをしっかりし貯めていく。

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